木曜日にダンナとケンカをした。正確に言うと、ダンナの物言いに許せないものを感じ、私が相当一方的に腹を立てているのだ。ダンナに反省の色はない。畜生め。そんなわけで、私は周囲の人々にうちの「メタボ馬鹿」がどれだけ酷い男かを語って歩いているのである。最早布教活動と言ってもいいくらいだ。まあ、聞かされた方もいい迷惑という点において、確かに布教めいているのだが。
さて。ことのおこりは木曜日のことである。その日、私の取引先5件が揃いも揃って、ミスをやらかしてくれたのである。某物品を壊してしまったのである。幸いなことに、けが人も出なかったし、私以外の業務には大きな影響も損失も出なかったので、厳重注意で終らせたつもりだったのだ。
ところが。
私が翌日のプレゼンテーション準備のために会議室でいろいろと準備をしていると、そのミスをやらかしてくれた5人が、そろってやってきたのだ。壊してしまった物品の代わりとなるものを持って。要するに「弁償します」ということである。
しかしながら、この「弁償」という行為は一見美談に見せて実はそうではないのだ。お金が絡むことなので、我々の業務的には非常に受け取っては面倒なシロモノなのである。壊してしまった物品の代わりを持って項垂れつつ立ちすくむ5人。私一人では処理し切れんと判断し、管理職のところに連れて行った。面倒なことは上の人間に押し付けてしまうに限る。管理職に話を聞いてもらい、さらに話をいただき、取りあえず、その弁償物品は管理職預かりとなった。トボトボと帰っていく5人。テーブルの上に置かれた物品を見つつ、ため息をつく管理職と私。
「弁償してもらうほどのことではなかったんだがなぁ・・・。」
「ですよねぇ。」
「相手方の上の人間は知っているのかね。」
「一応話した・・・とは行ってますが、これから電話で確認を取ってみます。」
ということで、翌日のプレゼンの準備そっちのけで5社に電話をかけたのである。
うち、事実を知らなかったところが1件。一応報告を受けたところが2件。報告を受けつつ、弁償の必要はないのでは?と判断したところが2件。しかし、ミスをやらかした5人は相談して、弁償することを決め、新たな物品を買い、うちに持ってきたわけなのである。これだけ各社に温度差がある以上、ますます弁償品の処置に困ってしまうのである。次の日はプレゼンダっつのに。一応管理職預かりのまま、プレゼンの準備をする気力も失せ、どうせ後は自分のシナリオ作りだけだ・・・と思って帰宅。そして、ダンナにグチったのである。弁償してもらうほどのことはなかった。明日はプレゼンなので、余計なことをしてくれたおかげでいい迷惑だ。・・・とおうようなことを怒り交じりにグチったのである。そこでダンナが言った一言。
「よっぽど、お前の怒り方がキツかったんだべや。」
はぁっ!?カッチーン!
「私は、弁償のべの字も言ってないわいっ!」
「今日のことだけでなくてよ、普段のお前の言動が相手にそうせざるを得ない状況にさせてしまったんじゃねえのか?」
「んあー?じゃあ、こんな面倒に巻き込まれたのは私の自業自得だっていうのかよっ!うがーっ!」
ダンナ、もとい、メタボリック馬鹿に人間性というか人格を否定されて怒る私。あまりの怒りにプチ家出である。まずはジャスコに行って、本を読みつつクールダウン。その後ロイヤルホストに行ってスイーツを食べてクールダウン。朝までいてくれようかともおもったが、さすが、プレゼンのシオリオを作成せねばならなかったので、0:00過ぎに帰ったのだが。翌朝、管理職その1と管理職その2と私とで協議の上、物品は仕方がないので受け取ることに。しかし、購入にかかった費用については返却することに落ち着いたのである。一件落着。な、わけはない。私は未だに、あのメタボリック馬鹿の言動が許せずにいるのである。畜生目。覚えてろ。テメーのPCに強力磁石をつけてやるっ!!
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